肉食系女子

  • 2015.01.01 Thursday
  • 19:36


                  下関在住時代

アキラッティの一人娘、Mちゃんは結構可愛い。

そしてたまたまだけど、うちの娘と同い年だ。
そして私たちが知り合った時、たまたまだけど
うちらふたりの娘は ふたりとも理系の大学1年生として
福岡市に住んでいて(大学は違うけど)、しかもふたり
の下宿(全く旧い言い回しである)は歩いて5分くらい、と、とても近かった。

やっぱりご縁があったのかなぁ。こんな偶然(*^_^*)


今年 首都圏に就職して福岡を離れてしまったけど、
学生の間は 時々家に帰って来て、
「実家、最高!(^o^)」と言ってくつろいでいた。

Mちゃんは肉が大好きだ。
今となっては食べることも叶わなくなった血の滴る
レバ刺し  なんかも大好きらしい。
ピーマンが嫌い と言って食べなかったが、お節介な
ミル子が躾けて 結局食べられるようになった。

ピーマン・・・・・一般的に子供はピーマンが嫌いで
ある。
まだわが娘が小さい頃、ミル子は考えていた。

子供がピーマンを嫌いなのは普通のことだ。
かく言う私も、子供の頃 ピーマンどころか、
「人間が草を食べるなんて 人間も落ちぶれたもの
よ」とか考えて、野菜を食べなかった。
野菜どころか、肉や魚も 気持ち悪い と言って
食べなかった。
要するに 好き嫌いの権化なのであった。

で、月曜日の朝の朝礼で いつもぶっ倒れて
保健室に運ばれる・・・・そんなひ弱な子供であった。
父からは「骨川筋子」とか言われてからかわれていた
やせっぽちぽちぽちの女の子。。。。

それが今ではどうであろう。
いつの頃からか、全く好き嫌いがなくなり、いまだに
日々成長している(-_-;)
食べれないものといえば、ホルモンだけである。
いや、ホルモンだって 食べなさい と言われれば
今では食べることが出来る。
しかし ただ、ホルモンは嗜好的な食べ物であるので
食べても食べなくてもあまり関係ないと思うのである。

要するに テラテラした内臓系がキモチ悪いのである。
なので、魚もさばけない という情けないオンナなのだ。

で、まあ、それはいいとして
話を元に戻そう。

そろそろピーマンを食べさせよう・・・・。
あれは娘が1歳くらいだったのか、もう忘れたけど、
普通にピーマンを出して 美味しい〜と言って
食べる子供はいないだろう。
それでわたしは 美味しくピーマンを調理する、
といった姑息な手に頼ることなく、娘にピーマンを
美味しく食べさせることに成功したのだ。
そうすることによって、家以外で出された色んな
ピーマン料理に対応可能となる。

一体それはなにか?



それは心理作戦なのである。

まず、ものすごくもったいぶる。
もったいぶって もったいぶって娘に
「あのね、いまからものすごーくおいしいもの、
たべさせてあげるね!(*^_^*)」

「おかーしゃん、おいしいもんって なーん?」
興味津々に娘は食いついてくる。

「あのね・・・、ふふふ、ぴーまんっていうんよ。
これねぇ・・・・すごーーーくおいしいんよ、ほら」

ぱっくん。

「おかーしゃん、おいし(*^_^*)」

美味しいという暗示にかけられて、苦いピーマンが
本当に美味しかったのか、あまりに娘が単純なのか
よくわからないけど
おいしいよマーチの ノリで 
娘は初めてのピーマンをクリアした。

勿論、その後のフォローも忘れてはならない。

「グリーンマントのぴーまんまん」という絵本。

ピーマンの権化マンがピーマンを食べて大活躍する
みたいな、ピーマン版ポパイのようなお話。
夜ごと読み聞かせる絵本の仲間に加えた。

そんな涙ぐましい努力の甲斐あって、娘は
食はとても細いけど、なんでも食べられる子になった。

で、Mちゃんですが
魚もさばけない、虫も殺さない、そんな大人の私に
反して、Mちゃんはすごい。
血がどばらっしゃ!と流れるホラー映画なんかだって
とっても大好きなのだ。

いつものように晩御飯が終わり、食卓でお茶を飲み
ながらみんなで雑談をしていた。

プリンセスモモコが食卓の下をちょこちょこと通る。
プリンセスモモコはまるでころころ太った子ブタのような
体型をしている。
ちょっと観方を変えたら 鹿児島の黒ブタちゃんだ。

お茶を飲みながらプリンセスモモコをじっと眺めている
Mちゃんに ミル子はなんだか異様な殺気を感じていた。

「ねえ・・・・?」
Mちゃんが言葉を発した。
「もしも 今  食べるものがなんもなくなったら
モモちゃん・・・・・ 食べる?」

(・_・;)  (・_・;)  (・_・;)  (・_・;)

やはり そうだったか。
なんか美味しそう  っぽい顔してモモコを見てたし!

「食べるわけないやん!!!こんな可愛いモモちゃん
を!大体 誰がモモちゃんをさばくんよ?!」


「パパがさばくやろ」
(パパの家は農家で 大学生の時 実家のニワトリを
さばいた経験があるらしい)

パパ「さばかんよ!だいいちモモちゃん食べんよ!」

・・・・・なんかこうなるともうすごい会話である。
普通の家の会話ではないだろう。

飼い犬を食べる 食べない そんな会話なんて。

で、今年から首都圏で薬剤師として働いている
Mちゃん。
可愛くスタイルも抜群、そんなにえり好みしなかった
ら いくらでも彼氏が出来そうである。
でも、公認会計士さん 狙ってるんですって。

「公認会計士との合コン、あったら行く?」
職場の人に訊かれて Mちゃんはすかさず答えた
らしいです。

「死ぬほど 行きたいです!」

2013年8月9日記

************


確かにね、ももちゃん、美味しそうだけど(笑)


 

セピア色の写真は

  • 2014.12.22 Monday
  • 15:58
下関在住時代

アキラッティのお兄さんは独身である。
ちょっと前に還暦を過ぎたけど、若い。
メタボなんて全く関係ない、スラッとした体型と
異常な程の腰の軽さの持ち主である。

どうやら腰の軽さは遺伝のようで、
アキラッティの腰の軽さもお兄さんを見てたら頷ける。
せっせせっせと動くわ、動くわ。
しかも 家はいつもすっきり。
無駄なものなんか 何もありまっしぇーん(^_-)

わたしたちが結婚して翌年にアキラッティのお父さんが
亡くなった。
お母さんが10数年前に亡くなっていらして
アキラッティのお父さんとお兄さんは 家の前に山と
田園が広がるトトロのような里で 会社勤めのかたわらふたりで農業をしながら暮らしていたのでした。

49日の法要で お父さんの遺品を庭で整理したわ
とか の話を聞いた。
あれも燃やした、これも燃やした。
お兄さんは言ってた。
しかしなぁ・・・・そんな燃やさんでも思い出にとっておけばいいじゃん?
ミル子は密かに思った。
実は元夫のお茶碗も捨てきれずに ずっととっておいた
ミル子であった。

「あのぉ〜 アキラさんの小さい頃の写真とか見たい
んですけど」ミル子はお盆に訪ねた時に お兄さんに
頼んでみた。
わたしが知っているのは おじさんになってからのアキラ
ッティで、子供時代の写真とか青年時代の写真とか
見たいじゃん?
で、思い切って 頼んでみたの。

するとお兄さん、
「なんか、そんなものが見たいんか」
「はい(*^_^*)」

「焼いたわ。庭で。」

「えっ!!!」

「セピア色になっとったけの!」

この兄弟って・・・・(-_-;)

2013/7/26記

********
先週の日曜日、アキラッティのお兄さんとお姉さん夫婦がうちに遊びにいらした。
お兄さんは コタツを見て、とってもコタツが許せない感じでした。
働き者でひと時もじっとしてないお兄さんの辞書には「コタツ」はない。
「コタツはダメじゃ。コタツなんかにに入ったら人間、ダメだ(~_~メ)」

(~_~;)そ、そうかなぁ
相変わらず自分にキビシイお兄さんなのでした♪




 

倉庫にいるのは

  • 2014.12.02 Tuesday
  • 08:53

番外編 下関時代

2008年、再婚し 夫アキラッティの本拠地、下関にやってきた私の物語です。
アキラッティ=夫
ミル子=私です。
**********

それは5年前、わたしが本州に来たばかりの頃
冬休みで帰ってきている娘も一緒にリビングで
くつろいでいた。

荒れ放題の庭も、割れた扉のガラスも
私の手にかかれば 決して許せない。
曲がりなりにも 雑貨屋を経営していた私が
そんな破れ傘トウシュウのような家に住めるものか。
というわけで、ナチュラルカントリーな可愛い家に
まさかのビフォーアフター。

わたしってビフォーアフターの才能もあったんですね(自画自賛)

初めての本州の冬、初めての本州のストーブ。
ぷすぷす・・・・そうこうしている間に
ストーブの灯油が切れたので、灯油を入れに行こう
と、オイルタンクをストーブから引き出してたら
アキラッティが慌ててやって来て
「僕が入れるから!!」
「え?いいよぉ」
「僕が入れるから!」と そそくさとオイルタンクをわたしからとりあげ
木枯らしの外にある倉庫へ走り去った。

その様子を見ていた娘、
そしてわたしも すごくびっくりしてしまった。
今まで見たことのない光景だったからだ。

ぷすぷす・・・・(ストーブが消えかかる音)
ミル子「あ、灯油切れた。ねー、灯油入れてきて」
娘  「やだ」
今は故人のミル子の元夫「灯油入れるくらいやったら寒いままでいい」
そんな光景しか知らないからだ。
だから結果、いつもミル子が入れる。
それが当たり前のこんこんちきなのだ。

倉庫に灯油のタンクはあるらしい。
だがしかし一体誰が好き好んで寒い倉庫に灯油を入れに行きたいだろう。

アキラッティは はっきり言ってかっこいい。
着の身着のままで本州にごはんを作る為、嫁いで
きた私に 二年目の秋、せめて新婚旅行に と
わたしの故郷、フランスへと(まだ言ってるよ^_^;) 
連れて行ってくれた。
そして、芸術家の街、モンマルトルで
私は似顔絵描きのあざといおっさんにつかまって
しまった。
頼んでもないのに ささささっと私の顔を描く自称画家。 
わたしがとっつかまってるのも知らず
どんどん行ってしまうアキラッティ。

「ホルスタイン ノーズ」
私の顔を見て鉛筆を走らせながら モンマルトルの
画家がつぶやいた。
なっ なんて失礼なっ!
わたしの鼻は 決して乳牛の鼻に似てないぞっ

そこにアキラッティが私がついてきてないのに気が付いて引き返してきた。
アキラッティを見たモンマルトルの画家、思わず叫んだ。
「ビューティフォー!」

なんじゃ、なんじゃ!(@_@;)
全くフランス人はワケわからんわ。
なんでわたしの鼻がホルスタインで、アキラッティがビューティフォーなのよ!(プンプン)

他にもあった。
門司港のアーケード街の魚屋で
魚をアキラッティが値切ったのにもかかわらず、
魚屋のおばちゃんは
「奥さん いいね 旦那さんの顔毎日見られて」
とアキラッティにピトっとくっついてうっとり。

動物病院の待合室から外にモモコをおしっこに出しに行ったアキラッティは
あれよあれよという間に 待合室や外で待ってたうっとりなおばちゃん達に
囲まれたのを遠くからわたしと娘は目撃していた。

それでもアキラッティには自覚がない。
アキラッティは自分がモテる とは思っていない。
というか・・・どうやら気づいてないのだ。
はっきりいって、鈍感なのだ。
それも 超がつく 鈍感野郎なのだった。

だがしかし、その鈍感さは何度私の怒りを買っただろう。

とまあ、それを語り始めたら熱くなってしまうので
話を元に戻そう。

「倉庫に何があるんやろか」
娘がいぶかしげに つぶやく。
「きっとわたしたちに見られたらマズイものがあるに
違わんわ」
「フィリピン女性を倉庫に かくまっとんやないやろうか」
どんどん話はエスカレートする。

い・・・いくらアキラッティがモテても、まさかフィリピン
女性、倉庫在住に甘んじてまでついてこんやろ!
わたしは思いましたが、
どうやら暫く娘は本気で疑っていたらしい。
この寒いなか、メンドく寒い灯油入れ役を引き受けてまで 
あの倉庫に私たちを近づけないその理由を。

それからだんだんわたしたちは少しずつ理解しだして
きました。
わたしたちには信じられないけど(灯油を誰が入れるか
もめたりする人種には^_^;)
ただ、アキラッティは腰が軽かったのです。
そして、そんな汚れ役を女子供にさせるのは忍びない、ただ単純にそう思っていたのです。
勿論、前の結婚でもそうだったらしい。

「だってミル子の手が灯油臭くなったら困るやん?」
・・・・やっぱりアキラッティは神だった。

2013/07/26記

 

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